社労士の現状

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■社労士が今、“厳しい”といわれる理由とは?

―まず「社労士」と聞くと少し前までは引く手あまたで、持っておくと有利になる資格として人気でした。 しかし、現在の「社労士」を取り巻く状況について聞くと「非常に厳しい」という声も聞きます。現在の「社労士」を取り巻く状況をどう見ていますか?

「やはり、非常に厳しい環境だと思います。以前であれば、資格を持っているだけで向こうから仕事が飛び込んで来ました。しかし、今では顧客数が減少 している上に、社労士の数が増えているため、競争はどんどん激しくなってきています。「営業がしたくないので社労士になった」と言われる人でも、営業 活動を行わなければ、顧客を獲得することができない時代へと変化してしまったのではないでしょうか」

―どうして「非常に厳しい」という声があがるような状況になってしまったのでしょうか?

「前の質問でも申しましたように、理由は大きく分けて2つあります。
一つは、「顧客数が少なくなった」ということ。税理士を例にしますと、つい10年ほど前は「記帳業務」というのは、税理士の仕事にとって大きなウェイトを 占めていました。 かなり煩雑な業務となるため、一般の会社においては、その業務をさけるために税理士に記帳を依頼していました。しかし、最近はITの発達により記帳業務自 体が一般の企業の事務員でも簡単にできるようになってきました。わざわざ税理士の先生に頼む必要がなくなってきたのです。その分、顧問料の減額をされた り、ひどい場合には契約を解除されたりということが増えました。10年前の税理士の1社あたりの平均顧問料は5万円を超えていましたが、現在は3万円を 割っています。
もう一つの理由は「競争が激しくなったこと」。不景気が続き、いつリストラされるかという恐怖のため、「手に職をもちたい」と考えた多くのビジネスマンが 資格を取りにいっています。実際に資格試験の受験者数は年々増加しています。また、会社をやめて士業として独立する人たちも増えています。そんな環境か ら、社労士の数はどんどんふえているのにもかかわらず、顧客数や顧問料は減少し続けているため、旧態依然とした業務を行っている士業にとっては「非常に厳し い」という状況にあると思います」

 

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